| お手入れ |
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アタシの専属美容師はおねえちゃん。
おねえちゃんってトシでもないんだけど、おだてとくの。
ふふッ、世渡り上手なアタシ。
アタシ、お手入れ大キライ!
「キレイ・キレイにすれば可愛くなるわよ〜」
て言うんだけどサ、
アタシ可愛いもん。小顔だしぃ〜、マツゲ長いしぃ〜
少しくらいマユ毛がぴょんぴょんしてたってイイじゃん。
アゴヒゲあるけどアゴヒゲアザラシのタマちゃんだって
「可愛い〜!」っていわれてるもん。(古い?)
それに3メートル離れりゃわかんないわ!そうでしょ?
でもおねえちゃんには通じないんだよね・・・。
アタシのヒゲ切るために秘策を編み出したのよアイツ。
アタシの大好きなホネホネを左で持って
右手にハサミ。アタシがホネをくわえて引っ張ってる間に
ハサミでチョキチョキ!その手に乗るかって思ってはいるんだけど
本能ってヤツ?
でもアタシ動いちゃうからヒゲ部分は月のクレーター状態。
「ハハハ、デコボコしてる!」
ハハハじゃないでしょ、アブナイでしょ!
耳掃除はね、アタシをひっくり返して足の間に固定するのよ。
でね、お耳をぺロッてめくって麺棒でコシコシ。これはそんなにヤじゃないの。
でもお約束だから一応は暴れるの。
ヤァーメェーテェーヨォーって感じにね!
お次は肉球の毛をカット。一番大きい肉球をムニュッておすと
指がパカって広がるの。あ〜ん、恥ずかしい!
バリカンも持ってるんだけど、モヒカンになったらイヤだから断固拒否!
我慢してやるんだから地道にハサミでやんなさいよ。
毛玉取りの時はまいったわ!
毛玉のこと「ケダマンボウ」っておねえちゃんは呼んでるの。
耳の後ろって出来やすいんだよね。
ある日あまりの頑固さに
「もうっ!このケダマンボウ、切っちゃる!」
キレたおねえちゃん、はさみ取り出してジャキッ!
アタシはイヤイヤしたの。だもんだから、
ひょぇ〜〜!! 耳切られちゃった・・・。
1センチくらいにうすーく皮がハゲたの!
アンタはインディアンかい?!
血もにじんだのよ。かさぶた出来て毛が生えるまでしばらくかかったわ!
「十円ハゲ犬、なつみ」
ム・カ・ツ・ク 訴えてやるわ!
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